メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調

ここでは主にクラッシックの曲の作曲家や時代などを紹介します♪
「えぇ～クラッシックなんて～」と思ってる方は多いと思いますが、そんな方に少しでもクラッシック音楽を楽しんでもらえるよう頑張ります！

さて、記念すべき第一回は、メンデルスゾーン　ヴァイオリン協奏曲ホ短調（ＦＥＲＩＸ　ＭＥＮＤＥＬＳＳＯＨＮ　ＣＯＮＣＥＲＴ forViolinandOrchestra Eminor）です！

この曲通称メンコンは、ベートーベンヴァイオリンコンチェルトニ長調op61、ブラームスヴァイオリンコンチェル

ト二長調op77、チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調op35、と一緒に４大ヴァイオリン協奏曲と呼ばれ

る結構有名な曲です。ちなみに、これらの曲もベートーベンのコンチェルトはベーコン（べトコンとも言うよ）、ブ

ラームスのはブラコン、チャイコフスキーのはチャイコンと略されています。音楽界ではこのように曲名を略

して呼ぶことが多いです。（でもこれを知らない人が聞いたらビックリしちゃいますよね。「今日ベーコン弾くねん

か～」「どんな曲！？Σ(゜Д゜ノ)ノ」みたいな）

この曲は当時指揮者として就任していた世界最古のオーケストラ、ライプツィヒゲヴァントﾊｳｽのコンサートマ

スター（ヴァイオリンでオーケストラの中で指揮者の次にエライ人）のフェルディナント　ダーヴィットさんに送ら

れた曲です。初演は１８４５年ですが、メンデルスゾーンは体調不良でダウンしてて、代わりにゲーテという人

に代わりを任せました。初演からこの曲はごっさ人気でした。ええ、もうメンコンブーム到来ですよ。

この人気はメンデルスゾーンの死後も続いてましたが、１９９３年にヒトラーがドイツの政権を握るとドイツ民族
と
の血を守るため、ユダヤ人を虐殺し始めました。ユダヤ人だったメンデルスゾーンの曲も当然演奏禁止になっ

たのですが、ごっさ人気のあったこの曲は名前を変えて演奏されていました。　まあ名前なんて変えても曲聴

きゃ一発でばれるんですが、あまりの人気に最後は政府も見てみぬふりをしていたらしいです。

恐るべし、メンコン・・・！！

色々ありましたが、この素晴らしい協奏曲は今も人々を魅了してます。

ところでこの曲の作曲者メンデルスゾーンさんはお父さんが有名な哲学者で、しかも銀行系の企業で成功して

らっしゃって、すごく家が金持ちやったらしいです。メンデルさんにはファニーという姉がいるんですが、実は

めっちゃシスコン。このおねえちゃんも音楽の才能に恵まれており、作曲やピアノでとても優れていたと言われ

ています。ファニーが自作曲の出版を願った時も、メンデルさんは昔気質の父に隠れて自分の曲集に彼女の

作品を入れる事で実現に手を貸したりしていました。またバッハの「マタイ受難曲」と言う曲を２人で何度も演奏

し、歴史的復活を遂げたりしました。ファニーが４２歳の時に倒れ、突然死んでしまったというのを聞いたメンデ

ルさんは半年後、後を追うように亡くなってしまいました。

どんだけねーちゃん好きねん！！と突っ込みたくなりますがホントの話です。


長々と書きましたがほんとにとても美しく、素晴らしい曲です。

なにしろ人気なので演奏会やＣＤがバンバン出てます。是非聞いてみてくださいヾ(^ω^)ノ